为了帮助日语专业学生拓宽视野、提高对于日本文学及文学相关研究的兴趣,外国语学院日语系联系了同济大学举办的2022年度高端专家系列讲座——『日本近代文学の比較文学的研究――ジャンル論、クロス・ジャンル論、ジャンル再編成の視座より(日本近代文学的比较文学研究——从体裁论、交叉体裁论、体裁重组的视点出发)』。

该系列讲座由东京大学名誉教授井上健教授主讲,讲座时间为2022222日至614日的每周二晚上7点至9点。在讲座中,井上健教授将文体越界体裁重组的角度出发,着重考察20世纪20年代至30年代的日本文学和日本小说。每期的讲座主题如下:
1.「ジャンルと言語の間の上田秋成『雨月物語』――谷崎潤一郎、佐藤春夫、芥川龍之介そして溝口健二は、『雨月物語』をいかに読んだか」

2.「文学者たちのチャップリン――アメリカ無声喜劇映画が日本文学にもたらしたもの」

3.「映画『カリガリ博士』と日本文壇――ドイツ表現主義とゴシック美学はいかに映像化さ れ、受け入れられたのか」

4.「映画と小説のクロス・ジャンル的考察のために――エイゼンシュタイン、小津安二郎、黒澤明の作品を事例に」

5.「美しい白昼夢としての映画――『ジゴマ』『プラーグの大学生』から、谷崎脚本「蛇性の婬」まで」

6.「交流し交感する映画と文学――新感覚派映画連盟、川端康成(作)『狂った一頁』から衣笠貞之助『十字路』へ」

7.「都市表象の文学と映画――世界大都会尖端ジャズ文学第 1 巻『モダン TOKIO 円舞曲』(1930)を中心に」

8.「大衆小説の成立と展開(『中央公論』大正 15 7 月号「大衆文芸研究」を中心に)――探偵小説は大衆文芸、大衆小説だったのか」

9.「日本探偵小説ジャンルの確立と探偵小説論争――欧米探偵小説の歴史との関係において」

10.「大正作家の「探偵小説」の試み――芥川「藪の中」「開化の殺人」、谷崎「途上」を読む」

11. 「 近代日本文学における短篇小説ジャンルの成立と展開――森鴎外、芥川龍之介から谷崎・芥川論争へ」

12. 「日本文学における Conte fantastique(幻想短篇)の系譜――内田百閒「冥途」と萩原朔太郎「猫町」を読む」

13.「大正作家の散文詩の試み――「小品文」は何ゆえ詩と呼ばれねばならなかったのか」

14.「近代日本の自伝――自伝はそもそも誰に向けて書かれるものであるのか」

15.「自伝文学(自伝小説)、一人称小説、私小説――私小説と一人称(リアリズム)小説とはどこがどう違うのか」

16.「教養主義と教養小説(Bildungsroman)の成立――漱石『三四郎』は教養小説か反教養小説か」

17.「教養小説の変種としての芸術家小説(Künstlerroman)――漱石『草枕』の系譜を継ぐもの」+まとめ(「文芸・言説の諸ジャンルとジャンル研究の理論――その歴史と可能性を探る」)

供稿:外国语学院日语系